グラスライニングメーカーのGL HAKKO

グラスライニング機器の点検

グラスライニング機器は、高耐食性を有するガラスと鋼材の強度を合わせ持った製品ですが、何らかの原因により損傷した場合は、その補修方法も限られ、最悪はその部品自体の新規製作または機器一式の新規製作という事態となり、お客様の生産に大きく影響を及ぼします。

グラスライニング機器は、お客様の生産プロセスラインの中枢を担う製品であることから、永く安定的にご使用いただくために、GL機器点検をご紹介いたします。

点検項目

GL機器点検項目

1.機器内部GL面目視点検

  1-1 各付属品の状態点検

  1-2 補修部位の状態確認

2. 機器内部GL面膜厚測定

3. 機器内部GL面粗さ測定

4.各部ガスケットシール面の状態確認

5.外観状態確認

  5-1 機器母材外面の損傷確認

  5-2 母材板厚測定(オプション)

6.撹拌装置部の点検

  6-1 減速機・モーター・軸受部の異音確認

  6-2 軸封部の状態・軸振れ確認

上記6項目の点検を実施し、機器の状態を診断します。

点検のメリット

定期点検によるメリット

定期点検を実施することで、以下の多くのメリットを得られます。

1) 機器内部GL面目視点検

GL面の目視検査を行い、傷・クラック・剥離等の異常が無いかを確認します。異常があれば、その箇所・大きさ・程度を判別し、GL面点検結果レポートに記録を残します。

2) 機器内部GL膜厚測定

各部のGL膜厚測定を行い、GL膜厚測定結果レポートに記録を残します。定期的に測定し記録を残すことで腐食速度や腐食傾向を考察します。(使用限界膜厚 0.8mm)

3) 機器内部GL粗さ測定

各部のGL面粗さ測定を行い、GL面粗さ測定結果レポートに記録を残します。定期的に測定し記録を残すことで腐食状態を数値化し、腐食傾向を考察します。(判定数値 Ra≦10±3μm)

4) 本体母材板厚測定(オプション)

弊社独自の測定計器により、GL面から母材の板厚を測定可能です。特にジャケット付反応機等の本体母材板厚状況は確認が困難です。また、各種法規検査において、この測定記録は有用なものとなります。

5) 各部装置の点検(内容協議)

ご要望があれば、撹拌装置部の診断も実施いたします。

軸封部の漏れ・軸振れ測定・軸受部・モーター減速機部の確認及び各部潤滑油充填状況を確認し、レポートに記録を残します。その実施内容は別途お客様と協議の上、決定いたします。

レポートの総括

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