グラスライニング機器の点検
グラスライニング機器(GL機器)は、ガラスの優れた耐食性と鋼材の強度を併せ持ち、お客様の生産プロセスの中枢を担う重要な設備です。しかし、万が一損傷が発生した場合、その補修方法は限定的です。損傷規模によっては部品や機器一式の再製作が必要となり、生産計画に多大な影響を及ぼすリスクを孕んでいます。

私たちは、こうした突発的なトラブルや稼働停止を未然に防ぐため、専門的な保守点検管理をご提供します。機器を永く安定的にご使用いただける状態を保ち、お客様の継続的な生産活動に貢献いたします。
定期点検のメリット
機器の定期的な点検を実施することで、次のようなメリットが得られます。

GL機器点検項目
GL機器の点検は、全6項目にわたる精緻なプロセスで実施します。
機器の状態を数値化して正確に記録することで、腐食速度や劣化傾向の客観的な分析を可能にします。

点検内容の紹介
- GL面 目視点検
GL面の目視検査を行い、傷・クラック・剥離等の異常が無いかを確認します。異常があれば、その箇所・大きさ・程度を判別し、GL面点検結果レポートに記録を残します。

- GL面 膜厚測定
各部のGL膜厚測定を行い、GL膜厚測定結果レポートに記録を残します。定期的に測定し記録を残すことで腐食速度や腐食傾向を考察します。(使用限界膜厚 0.8mm)

- GL面 粗さ測定
各部のGL面粗さ測定を行い、GL面粗さ測定結果レポートに記録を残します。定期的に測定し記録を残すことで腐食状態を数値化し、腐食傾向を考察します。(判定数値 Ra≦10±3μm)

- 本体母材板厚測定 (オプション)
弊社独自の測定計器により、GL面から母材の板厚を測定可能です。特にジャケット付反応機等の本体母材板厚状況は確認が困難です。また、各種法規検査において、この測定記録は有用なものとなります。

- 各部装置の点検 (内容協議)
ご要望があれば、撹拌装置部の診断も実施いたします。
軸封部の漏れ・軸振れ測定・軸受部・モーター減速機部の確認及び各部潤滑油充填状況を確認し、レポートに記録を残します。その実施内容は別途お客様と協議の上、決定いたします。

レポートの総括
点検、測定結果は全て記録し、最終的に各種点検結果を総括した報告書を提出します。
この総合評価は、機器の診断カルテとして管理でき、各種法検査時に補足資料としてご活用いただけます。
