グラスライニングメーカーのGL HAKKO

技術紹介

グラスライニングは、腐食環境等から金属を保護するために金属の表面にガラスを焼き付ける複合材料です。

一般に金属は安価な工業材料で優れた加工性と機械的強度に優れていますが、耐食性に弱いという特性持っています。一方、ガラスは耐食性に優れ表面が滑らかであるが脆く割れやすいという欠点があります。

そこで両者を焼結することにより両者の欠点を補い合った物がグラスライニング材料なのです。

グラスライニングはガラスの成形品をはめこんだり、ガラス板を張り付けるといった施工ではありません。

グラスライニングは、粉末状にしたガラスを耐食部の金属表面に吹き付け800℃前後の高温で焼き付ける方法にて施工しています。

ただし、耐食性の優れたガラス(うわぐすり)を無欠陥にて直接金属表面に焼き付けることは難しく、素地金属表面と”うわぐすり”の中間に”したぐすり”を施工し、金属とガラスを結合させています。
”うわぐすりは”優れた耐食性を有するのに対し、”したぐすり”は耐食性はおとりますが、素地金属との密着性に優れ、”うわぐすり”とも馴染むように開発されたガラスです。

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