グラスライニングメーカーのGL HAKKO

製品案内 ベンドリーフ翼

撹拌翼“BENDLEAF”は、様々な撹拌翼の特性を生かす画期的なフローパターンを確立した高性能撹拌翼です。

総合的に上下の吐出力バランスに優れ、大きな循環流の発生を促進させるので、内容物にデッドゾーンが存在しません。又、槽底を有効的に利用するので、 槽底部での内容物滞留が発生しません。

下翼の特徴

  1. 下翼は槽径の約60%と大きなパドル翼を採用
  2. 翼下部を傾斜させ、槽底への吐出力を増加
  3. 軸との取付部をハの字カットにする事で、槽底の内容物を吸込ませる効果を向上
  4. 下翼上部を湾曲させ、槽壁への吐出力を増加

上翼の特徴

  1. 上翼は下翼幅の約2倍となる台形パドル翼を採用
  2. 翼上部を小さくする事で、上翼の過度な吐出流を抑え、下翼からの循環流を促進

上翼により吸込まれた内容物が、効率的に下翼に供給される様、又下翼からの吐出流が効率よい循環流になる様、この特徴ある上下翼を有効に組合せ、取付位置を決定しました。

BENDLEAFの特徴

幅広い粘度範囲に対応できる実力

特殊な形状により、運転中での粘度変化に対し、安定した混合性能を発揮する為、多品種の生産に最適です。

nθm-Reの曲線の比較

完全混合時間の大幅な短縮

条件に左右されない均一なフローパターンにより、安定した上下循環流を確立しました。従来翼に比べ、完全混合時間を大幅に短縮しています。

Np-Reの曲線の比較

液深変化時の気液混合特性変化

液深変化に影響されない安定した気液混合特性を実現しました。

液深変化時の気液混合特性変化(動力一定)

気液混合特性比較

強い上下循環流が表面ガス吸収性能の増大を実現しました。

気液混合特性比較

均一な固体分散性

撹拌槽底部への強い吐出流と撹拌翼への吸込効果により、低回転・低動力で固体の均一分散が得られるだけでなく、従来翼の様な翼下での滞留部を解消しました。

少ない消費動力で効率的に混合

吐出流方向の安定を図る事で、回転数の変化が直接効率的に全体循環に寄与する様に設計しましたので、少ない消費動力で従来翼以上の混合性能を発揮します。

平パドル二段(15hr後)

粒子破砕の軽減

特徴あるフローパターンにより、局部的なせん断領域を解消しましたので、固体粒子の破砕を最小限に抑えられます。

ベンドリーフ(15hr後)

槽内面局所伝熱分布

槽内全域において、比較的高い伝熱係数を示し、安定した伝熱特性を実現しました。

槽壁面局所伝熱係数分布

混合試験

2液混合試験

比重差のある2液の混合特性

条件ρj / ρo=1.54
ρj :水あめの比重
ρo :油の比重
回転数250rpm
所要動力BENDLEAF ~1.5kW/m³
2-Pitched paddles ~2.6kW/ m³

脱色反応試験

高粘度溶液による脱色反応

条件μ :液体の粘度
μ =5000cp(5Pa・s)
P :所要動力
P =2.0kW/m³
回転数BENDLEAF ~300rpm
Helical ribbon ~150rpm
ページトップへ