グラスライニングメーカーのGL HAKKO

製品案内 モールポー翼

GL3枚後退翼に代わる新型撹拌翼”MOLEPAW”は、新たなニーズに応えます。

三枚後退翼では撹拌が出来ない低容量での撹拌作業が可能です。

MOLEPAW / 3枚後退翼 撹拌比較モールポー翼と3枚後退翼の比較

構造

翼の形状

  1. 基本形状は高性能撹拌翼”BENDLEAF”の下翼。
  2. 撹拌翼スパンは槽径の約50%。
  3. 翼下部は槽底に沿った後退翼。
  4. 翼取付部をハの字にカット。
  • 中、低粘度で3枚後退翼に比べ、1.5~2倍の混合性能。
  • 3枚後退翼の50~80%の動力で粒子の均一分散及び液滴の均一分散が可能。
  • 撹拌槽容量の約3%の少液量からの混合が可能。
  • クローズタイプの3枚後退翼との取替えが可能。(センターマンホールからの挿入が可能)
  • シンプルな形状なので、洗浄性が良い。
  • 既設撹拌槽の性能アップにも最適。

MOLEPAW の特徴

混合時間の短縮

混合時間を無次元化したグラフでは、”MOLEPAW”は”BENDLEAF”などの大型パドル翼と3枚後退翼のほぼ中間位置になっています。これにより、中低粘度域(Re=300~10⁵以上)では、3枚後退翼よりも高い混合性能を示すことが判ります。

nθm-Re線図

固液分散特性

固液分散特性の比較として、”MOLEPAW”と3枚後退翼について撹拌動力を変化させ、イオン交換樹脂粒子の懸濁試験(粒子濃度20Vol%)を行い、粒子の分散状態を観察しました。”MOLEPAW”は3枚後退翼の約50%で粒子の均一分散が可能なことが判ります。

動力変化時の液面付近 粒子濃度

液滴分散特性

液滴分散特性の比較として、”MOLEPAW” と3枚後退翼について撹拌動力を変化させ、 水ー灯油系で 懸濁試験(灯油濃度20Vol%)を行い、粒子の分散状態を観察しました。”MOLEPAW”は3枚後退翼の約70~80%で液滴の均一分散が可能なことが判ります。

動力変化時のT.L.部付近 灯油濃度

気液分散特性

気液分散特性の比較として、”MOLEPAW” と3枚後退翼について撹拌動力を変化させ、水ー酸素系の表面ガス吸収における物質移動容量係数KLaを測定しました。

“MOLEPAW” と3枚後退翼の約2倍の気液分散性能を示すことが判ります。

動力変化時の表面ガス吸収特性

撹拌試験

“MOLEPAW”の混合特性を従来の3枚後退翼と比較した一例を示します。

試験は、2種類の液粘度に対し、チオ硫酸ナトリウムによるヨウ素澱粉溶液の脱色試験を行い、脱色時間を比較しています。

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