GL HAKKOは調整不要ガスケットシムフリーガスケット(SFG）を推奨致します。

グラスライニング機器は、高温の炉内での焼成工程を繰返して製造されます。その為、焼成によるフランジ面に多少の歪や倒れが生じます。
このフランジ面に使用するガスケットは、その隙間を調整(ガスケット調整)する必要があり、隙間計測から始まりシム加工、シム調整等完全なシールを確保する為にさまざまな工程を経てボルトやクランプの締付を行う必要がありました。
この度、それら締付時における課題である隙間調整を解決したシムフリーガスケットをご紹介致します。

・高い馴染み性能の膨張黒鉛とコルゲートのコンビネーション
ガスケット調整の不要を実現し取付作業を簡略化
・極めたPTFE表面仕上げ
高精度な加工により更なるシール性能を追求し、シール補助剤を不要に！
・外周部の融着加工によるコンミネーションフリー
高圧洗浄時の外部からの流入を防ぐ
・PTFEフィルムへのシームレス加工によるつなぎ目の除去（～1050SFG)
フィルムのつなぎ目を除去する事で、気密漏れを防止
・特殊内径形状による耐シール性能・耐引き込み性能・耐久性能の向上（～1050SFG)
PTFEフィルムの内側厚みを2.0mmにする事で高性能化
モノマー系流体へのシール性能向上！
負圧下の耐引き込み性能向上！
腐食ガスの浸透・透過を抑制！

高性能な膨張黒鉛は優れた圧縮復元力を発揮致します。

この優れた圧縮性と、復元力がガスケット調整を不要にし、歪を気にする事なく繰り返しガスケットを使用いただけます。
また、応力緩和特性が優れており、高温下での使用でも緩みにくく、ホットボルティング(増し締め)が最小で済みます。

ガスケット性能
耐熱性能	-200℃ ～ +260℃
圧力限界	3.0Mpa
ガスケット厚み	7.8mm( 配管用：4.3mm）
設計値(M値)	4.0
設計値(Y値)	19.6N/mm2